分野別ガイドブックNo.8
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<国内市場規模> <計量士の登録者数>■現状現在、この市場の中で最大なのは、約50兆円の市場規模の廃棄物の処理や再生リサイクル関連の分野(工場系廃棄物、事業系廃棄物、家庭系廃棄物、これらの処理・リサイクルなど)です。資源を有効利用しようというニーズが高いといえるでしょう。次いで地球温暖化対策分野が約33兆円、自然環境保全分野が約8.7兆円となっており、これらの分野も成長が期待されています。業界注目キーワード●環境産業の国内市場規模(億円)1,200,0000(経済産業省HP計量士関係より/令和3年度2月末)■展望業界の市場規模はこの10年でゆうに10兆円以上も拡大しています。世界中の国々、社会、産業が持続可能な開発目標(SDGs)に注目している今、今後も市場の成長は続いていくでしょう。国内で今後の発展が期待されている分野の一つに、省エネルギー製品の開発が挙げられます。「窒化ガリウム」や「セルロースナノファイバー」など、エネルギー効率に優れた革新的な新素材の登場も、こうした流れを後押しする要因となっています。2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として保全することを目標とする、環境省の取り組みです。国立公園をはじめとした既存の保護地域を拡大するほか、環境保全に力を入れている民間所有地(企業が持っている山や林、寺社仏閣が持っている土地など)を「自然共生サイト(仮)」に認定することで、民間の環境保全活動を活発化させ、目標達成の原動力としていく予定です。(2020年)(2022年6月環境省公表)1,000,000800,000600,000400,000200,000(環境省:環境産業の市場規模2021年3月発表)化学関連会社バイオ関連会社関連職種関連職種関連職種関連職種ネギ管士気象・エネルギー管理士 ・気象予報士・グリーンセイバー ・計量士・建築物環境衛生管理技術者・公害防止管理者 ・臭気判定士・森林情報士・ダム管理主任技術者 など30by30(サーティ・バイ・サーティ)●三菱ケミカルグループ ●住友化学 ●旭化成 ●三井化学 ●レゾナック●UBE ●カネカ など●キリンホールディングス ●武田薬品工業 ●中外製薬 ●協和発酵バイオ●エーザイ ●アステラス製薬 ●第一三共 ●ユーグレナ など2014201520162017201820192020←自然環境保全←廃棄物処理・ 資源有効利用←地球温暖化対策←環境汚染防止©あいち造形デザイン専門学校環境計量士(濃度関係) 約11,600人環境計量士(騒音・振動関係) 約3,410人約14,640人一般計量士 環境に関する業界数字・グラフで見る業界データ市場規模は約104.4兆円業界の現状と展望業界を代表する企業例100兆円を超える市場はさらに拡大の兆し104兆4,360億円

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