しかし、最近では大学・短期大学でも実践的な科目を実施し、キャリア教育にも力をいれている傾向があります。 2000年代に入り、大学では環境問題への関心の高まりとともに、環境・生命工学系の学科が次々と開設されました。2020年度、大学では農学や生命科学系の学科の新設が目立ちました。2021年度は、大学・短期大学で新設される学科は、例年よりかなり少なくなっています。開講する大学も多くなっています。 一方、専門学校のカリキュラムはスペシャリスト養成が目的なので、カリキュラムの大部分がめざす分野の専 専門学校の役割も変化し、時代の職業ニーズに応じた学校づくりを行い、入学者の層は広がっています。短期大学門科目で構成され、実習時間の割合が高くなっています。1〜4年制の修業年限が存在するのも専門学校ならではの特色です。大 学専門学校学びの特徴授業時間（1年間）学校数●専門的な学問、学術の研究●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加35週210日（単位制）国立:86校／公立:101校／私立:620校【合計】 807校●学術研究と実学の2方面からの授業●幅広い知識と教養を身につける※実践的な科目にウエイトを置く学科が増加35週210日（単位制）公立:14校／私立:295校【合計】 309校●職業に直結する専門技能の習得●実習中心の授業で即戦力を養う800時間以上（時間制）国立:8校／公立:180校／私立:2,533校【合計】2,721校 ※専門課程を置く学校数「学校数」は文部科学省「令和4年度学校基本調査」水 火 月 英語 社会学 環境論 農業実習生物学 農業経営学 動物・自然・農業・海洋・環境・バイオ・造園・フラワー系の動向 動物看護系の新設に注目 上の図からもわかるように、大学、 専門学校においては、動物分野の短期大学、専門学校はそれぞれ違学科が、依然人気を保っています。いや特徴があります。大学では主に2021年度は、動物看護系の学科が3幅広い知識や教養を身につけ、専門年制となって新設されるケースが目立学校は職業に直結する技能を身にっています。これは、国家資格「愛玩動つけるのが主な違いですが、最近で物看護師」が誕生したことに起因しては大学でも以前より職業を意識したおり、今後、そのカリキュラムに対応して学びを展開しています。いくためだと考えられます。2実習時間の密度が違う！ 大学のカリキュラムは、専門分野だけでなく教養分野も充実しているのが特徴です。4年間という時間のゆとりを活かして資格対策の講座を多数●大学 農学部の場合 ＊1限90分 月 1 2 バイオ学基礎 3 農業実習 4 水 火 植物病理学農業実習 植物生物学 生物学 育種学 遺伝学 栽培学 ●専門学校 農学科の場合 ＊1限50分 木 1 2 土壌学 資源生物学3 農業実習農業実習 生物環境調整学4 農業実習5 木 金金 法学 農畜産流通理論 農業経済学 農業実習化学 作物・園芸学 物・自然・農業・環境系の学・短大・専門学校の違いを徹底比較1専門学校だけではなく、大学・短期大学でも実践的な授業を実施 これまでは、大学は学問を修得し、専門学校は技術や知識を身に付けるところという認識が一般的でした。それぞれの学び〜就職〈大学・短大と専門学校〉最近の動向〈大学・短大と専門学校〉カリキュラムはこうちがう
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