0543210関連職種関連職種関連職種業界注目キーワード2025年問題病 院訪問看護ステーション■現状医療現場を支える看護師不足は続いており、それを補うように就業看護師数は年々増加しています。特に2020年以降はコロナ禍への対応で看護師不足がより深刻化しており、国は人材確保のために2022年から看護師の収入を月額3%程度引き上げる予定を立てています。潜在看護師として復職を期待されている人材も多いことから、一度職場を離れても再就職しやすい仕事といえます。Ⓒあいち造形デザイン専門学校(厚生労働省/平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況)<看護師求人倍率>(公益社団法人 日本看護協会 「令和2年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人に関する分析報告書」)●仙台市医療センター仙台オープン病院 ●東北大学病院 ●仙台市立病院 ●国立病院機構 東京医療センター ●東邦大学医療センター大橋病院 ●武蔵野赤十字病院 ●愛知医科大学病院 ●愛知医療センター名古屋第一病院 ●大阪赤十字病院 ●国立病院機構 大阪医療センター ●福岡徳洲会病院 ほか●グッドライフケアホールディングス ●N・フィールド ●セントケア・ホールディング ●フレアス ●ケアプロ ●スギホールディングス ●スターク ●LE.O.VE ほか・看護師 ・准看護師 ・助産師・看護師 ・准看護師 ・助産師・保健師 ・健康相談カウンセラー・CRC ・CRA ・SMA・クリニカルエデュケーター・認定看護師1947〜1949年に生まれた人たちは、この世代だけで約800万人もおり、その人口の多さから俗に「団塊の世代」と呼ばれています。この団塊の世代が後期高齢者(75歳)となるのが2025年。総人口に占める後期高齢者の割合が一気に増え、医療や介護の分野で様々な問題が生じると予想されています。1,000,000800,000600,000400,000200,000●就業看護師数と求人倍率の推移就業看護師数 (人)1,200,000看護師求人倍率就業看護師数1,086,779 952,723 1,015,744 2.772.792.702.562.27平成22年平成23年平成24年平成25年平成26年看護師求人倍率(ナースセンター)1,280,9111,218,6061,149,3972.682.412.362.322.34平成29年就業看護師数:厚生労働省「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」より看護師求人倍率:公益社団法人 日本看護協会「令和2年度 ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人に関する分析報告書」より平成27年平成28年平成30年令和元年令和2年2.31─ 15 ─看護に関する業界数字・グラフで見る業界のイマ様々な現場で年々増加する看護師<就業看護師数>128万8,606人(厚生労働省/平成30年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況)<就業場所別にみた就業看護師数>88万3,715人病院診療所16万9,343人訪問看護ステーション6万2,157人2.31倍業界の現状と展望業界を代表する企業・施設例ひっ迫する需要の一方、待遇改善には光が■展望看護のなかでも将来、特に需要が増えるとされるのが訪問看護です。2025年問題で団塊の世代が75歳以上になると、在宅医療を必要とする人の数が爆発的に増えるでしょう。訪問看護は、一人一人にじっくりと向き合え、本当に必要な支援ができるといわれています。将来に向けて、指導者の育成も含め、訪問看護ステーションの一層の充実が必要と考えられています。
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