2024学部・学科・分野まるわかり事典 東日本版
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12大学・専門学校見逃せない!人気分野と最新情報【大学受験2023】募集人数852人増加 国公立178校、募集人数12万8,182人 文部科学省によると2023年度に入学者選抜を実施する大学・学部数は国立が82大学403学部、公立が96大学213学部で、前年度(2022年度)と比べ、国立は2学部、公立は2大学4学部増加しています。募集人員は、国立が9万5,047人(前年度比146人増)、公立が3万3,135人(同706人増)、合計は12万8,182人(同852人増)となっています。 「総合型選抜」は国立が64大学(78.0%)261学部(64.8%)、公立が40大学(41.7%)82学部(38.5%)で、国立は5大学8学部、公立は3大学5学部が新たに実施します。 また「学校推薦型選抜」の実施大学・学部数は国立が77大学(93.3%)289学部(71.7%)、公立が95大学(99.0%)207学部(97.2%)。国立が8大学8学部、公立は3大学4学部が新たに実施します。 (文部科学省:2023年度(令和5年度)国公立大学入学者選抜について)【大学】データサイエンティストへのニーズがさらに拡大 AI(人工知能)やIoTの発展でニーズが高まっているデータサイエンティストですが、その流れはさらに拡大しています。2023年には北里大学(未来工学部 データサイエンス学科)、順天堂大学(健康データサイエンス学部 健康データサイエンス学科)、亜細亜大学(経営学部 データサイエンス学科)、明星大学(データサイエンス学環)、大阪成蹊大学(データサイエンス学部 データサイエンス学科)、東北学院大学(情報学部 データサイエンス学科)が開設予定です。医療、健康、経営など様々な分野に広がっているデータサイエンスは、さらに拡大していくでしょう。【専門学校】デジタル人材育成の新設学科が目立つ 産業や社会構造の変化、グローバル化が進む中、コロナウイルス感染症のダメージからの経済再生、雇用拡大を政府、企業は迫られ、その打開策として次世代をリードする新たな人材育成を進めています。そのまず一歩は、デジタル人材の育成が挙げられます。日本社会のデジタル化の遅れが指摘され、IT人材の育成は急務となっています。大学・短大はもちろん、専門学校でも数理・データサイエンス、AI教育の学科も急速に増えつつあり、次年度はデータサイエンス科、ITコミュニケーション科、Webデザイン科などの学科の新設が目立ち、プログラミング等のスキルを磨き、就職後の即戦力を養います。 また、動画やデジタルミュージックの作成など、デジタルメディア関連学科の新設はプロになるためのより高い技術を身につけたいという需要が一段と高まっているといえます。

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