つくにはブックス No.1
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(参照:BUSINESS INSIDER JAPAN)(参照:CNET JAPAN)24最新海外動向ここでは、自動車・建築・運輸業界の、海外における最新ニュースや動向、流行、活用・応用技術についてわかりやすく紹介します。アメリカが国内各所に工場を大量建設中2045年には輸送貨物量が2020年と比較して3割増加する見通し米国運輸省の長期予測によると、2045年には米国内の輸送貨物量は2020年の195億トンから3割増加し、252億トンに達すると見込まれています。航空輸送は2020年比2.7倍、マルチモード/郵便は2020年比1.7倍、トラック輸送は2020年比1.3倍になると予測。なかでも航空輸送は、EC(電子商取引)の台頭により大幅な増加が見込まれています。近年特に、当日または翌日配送サービスが拡大する中、アマゾンは航空輸送を支えるハブ空港へのインフラ投資を進め、FedEx、UPS等のハブ空港でも航空貨物取扱量が多くなっています。(参照:日本貿易振興機構「米国における物流動向(2021年3月)」)電気自動車の販売シェアが大きく成長中国際エネルギー機関(IEA)が2023年4月に公開したレポートによれば、2023年におけるEV(電気自動車)の販売台数は、同年末までに2022年の1000万台を大きく上回る1400万台に達すると予想されており、この年世界で販売される自動車の20%近くがEVになるとのことです。国別の販売を見ると、中国がトップを独走し、続いてヨーロッパとアメリカが2位と3位。IEAは、これら3つの市場における2030年までのEV販売台数が、全自動車販売台数の約60%を占めるようになると予想しています。自動車分野 建築分野アメリカ国勢調査局によれば、アメリカの製造業者による建設支出が過去1年間で2倍以上に増加しています。2022年時の900億ドル(約12兆5000億円)に対し、2023年4月は年間1900億ドル(約26兆4000億円)近くに達しています。現在、アメリカ政府は中国などに対抗し、クリーンエネルギーなどの分野で主導権を握るため、EV(電気自動車)、半導体、ソーラーパネル産業に対して数十億ドルの補助金を提供しています。そして、国内のあらゆる場所にEVや半導体などの製造工場を建設しています。運輸分野自動車・建築・運輸業界の、自動車・建築・運輸業界の、最新海外動向最新海外動向

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