つくにはブックス No.2
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業界就職最前線業界就職最前線64業界就職最前線どちらともいえない(20%)変化を感じない(45%)変化を感じる(35%)コロナ禍での就職指導はどうなる?企業説明会やインターンシップは?新型コロナウイルスの感染症の影響で、業界の就職動向に変化を感じますか?学校に聞いてみました  新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行は、学校の就職指導にも少なからず影響を与えたと考えられます。ここでは、ペット・アニマル系の専門学校などへのアンケートの回答をもとに、コロナ禍を経た就職指導の現状を考察してみましょう。 前頁でも触れましたが、コロナ禍を経ての就職指導の変化として、「オンライン面接」を挙げる学校が多数ありました。たとえば、「Zoomなどを使ったオンライン面接の練習の機会が増えた」「リモート面接について練習する必要性が生じた」「リモート面接に対しての指導などは行う機会が増えました」などの回答をいただいています。対面とオンラインでは、気をつけるポイントも変化するため、力を入れて指導している学校が多いようです。 また、コロナ以後、変わったこととして、合同企業説明会やインターンシップなどの変化を挙げる学校も目立ちました。「従前は約30社参加の合同企業説明会を年2回開催していたが、密集を避けるため、個別での企業説明会を数回開催した」「インターンシップの受け入れ企業が減った」「インターンの受け入れの減少があったため、アプローチを強化した」などの回答がありました。 なお、求人数に関しては減ったと回答した学校はなく、増加あるいは従来と同様との回答でした。たとえば、「もともと専門分野での就職ということもあり、求人数は多い」「全国的な学生減少により、学生数より求人数の方が大きくなっているため、給与や福利厚生の面でよりシビアに学生が選ぶようになると思う」「就職についてはしばらく安定感が期待できる」などの回答を得ており、全般的に動物業界の求人は安定していると言えそうです。求人の安定から、選択の幅も広がり、より条件の良い求人を求める学生も増えてくると考えられます。の景気は上向き傾向。・関東地方への就職希望者が減った。・コロナ禍真っ只中の時は求人数が減ったが、現在は元に戻りつつある。具体的にどんな変化を感じますか?・インターンシップの受け入れが減った。・コロナ禍の影響により、動物業界(一部)Q1動物業界コロナ禍を経て就職に変化は?

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