最新ペット業界NEWS & TOPICS環境ペットと働ける環境で仕事における生産性が64.7%UP「ちとせアグリベース」を八ヶ岳に開業循環型農業の拠点 企業のメンタルヘルスの健康経営を総合的にサポートする「Mental-Fit」は、「日本をペットフレンドリーな社会へとアップデートする」ことをビジョンに掲げる株式会社PETSPOTと共同で、犬のいる環境がオフィスで働くヒトの生産性にどのように寄与するのか調査を行いました。今回、渋谷区広尾にある複合施設「EAT PLAY WORKS」にて、コワーキングスペース内に犬を連れて来れる環境が、そこで働くヒト(飼い主以外も)に対してどのような影響を与えるのか、Mental-Fitの疲労ストレス計を活用して実験を行いました。 実際に犬がいる空間で30分程度滞在+犬と触れ合う機会を提供し、触れ合う前と、その空間に30分程度滞在した後の自律神経の活動レベル及び、交感神経/ 副交感神経のバランスの数値を図ることで、“ペットと一緒”がヒト(飼っているヒトと飼っていないヒト)にどのような影響を及ぼすのかを可視化します。この実験は2023年3月に20名のEAT PLAY WORKS 会員メンバーを対象に行われました。 心拍変動から自律神経のバランスを推定するために、心拍変動の時系列データから、呼吸変動に対応する高周波変動成分(High Frequency成分)と血圧変動であるメイヤー波(Mayer wave)に対応する低周波成分(Low Frequency成分)を抽出し、両者の大きさを比較するという手順をとりました。呼吸変動を反映するHF成分は、副交感神経が緊張(活性化)している場合にのみ心拍変動に現れる一方、LF成分は、交感神経が緊張しているときも、副交感神経が緊張しているときも心拍変動に現れます。副交感神経が優位にある場合にHF成分が現れるため、HF成分の数値を副交感神経の活性度(緊張度)とする場合もあります。また、交感神経が優位でも、副交感神経が優位でも、LF成分が現れるため、LFとHFの比をとって、LF/HFをストレス指標(交感神経の活性度)とします。 実験の結果、犬と触れ合うこと、また犬のいる環境で働くことで、脳が活性化し、64.7%の被験者が交感神経が優位に変化することがわかりました。特に昼食後のように副交感神経が大きく優位になるタイミングでペットに触れることで、午後の仕事の生産性を大きく高める可能性があります。 現在の日本社会では、ペットを連れて来られるオフィス、ワーキングスペースの割合は、0.0002%(2023年3月時点 株式会社PETSPOT 自社調べ)と言われています。「健康経営」、「ウェルビーイング」を目指す企業が増えてくる中で、人間の精神的に与える影響が大きくなりつつある、「ペット」の存在を考慮した、企業経営や施設運営への必要性も高まってくると考えています。 ちとせグループでは、八ヶ岳中央農業実践大学校との連携を開始し「ちとせアグリベース」を2023年4月29日にオープン、同日に開所式を執り行いました。循環型社会の実現を目指すちとせグループと、伝統に培われた実践的教育を行う八ヶ岳中央農業実践大学校が協働し、この地を循環型農業の中心地とするビジョン実現に向け本格始動となります。 開所式にて、ちとせグループ代表藤田氏は「八ヶ岳と(株式会社SENプレスリリースより) 68動物・環境業界の最新ニュースをキャッチ! 関連情報もあるよ!動物・環境業界の
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