ペット猫が「いたみ」を抱えている表情を検出するAIを開発いう地に日本の循環型農業の技術を集め、いずれはこの地を、循環型農業を変えていくための基地にしていきたいと祈念し、ちとせアグリベースと名前をつけました。まずは直売所からのスタートですが、地域の皆様にも応援していただければと思っております」とコメント。大杉立校長は「少子化による学生数の減少やコロナ禍で客足が遠のく中、我々のノウハウだけでは大学校の再生、さらなる発展は難しいという判断で、今回ちとせ研究所と連携することにしました。地域の皆様におかれましては、足しげく通っていただき、大学校の再生を見守っていただければと思っています。」と挨拶しました。 約270haを誇る広大な敷地には、乳牛、ヤギやヒツジ、ポニー、鶏などの飼育エリアのほか、搾りたて牛乳を活用したチーズ工房、できたてメニューが自慢の食堂や直売所、青々とした芝生広場など、ファミリーで楽しめる施設が充実。また、循環型農業を牽引する姿勢のひとつとして、新型堆肥化プラント「ちとせバイオマス変換プラント」を設置し、校内の飼育動物から回収される糞尿やもみ殻を有機肥料として加工しています。特徴的な樽型デザインや、内部のバイオマス変換の状態をリアルタイムで表示する仕掛けもあり、さっそく多くの家族連れのお客様からの注目を集めています。 今後は、農業体験やチーズ作り体験など、魅力あふれるイベントも続々と開催予定。これからのシーズン、標高1300mの冷涼な高原へ、多くのお客様に訪れてほしいとのことです。雄大な八ヶ岳の山々に見守られオープンしたちとせアグリベース。今後、八ヶ岳中央農業実践大学校との連携をさらに強化し、学校再生、地域活性化はもちろん、循環型農業を日本全土に広める基地となれるよう一丸となって取り組んでいくとのことです。(ちとせグループプレスリリースより) 猫は痛みを隠す傾向があることから、犬よりも疼痛を抱えていることに気づくことが難しいとされています。これまでに、猫の痛みを評価する様々な手法がありましたが、そのほとんどが動物病院のスタッフや飼い主の主観的評価によるもので、観察能力や訓練の度合いによって評価に差が生じていました。 そこで、動物のいたみ研究会は、株式会社Carelogyと共同で、痛みを抱えている猫は表情に変化が生じるということに着目し、猫の顔の表情をAIで分析することで、猫が「痛みを抱えている顔」をしているか否かを判別できるツールの開発を行いました。そして、この度、90%以上の精度で「猫が痛みを抱えている表情」をAIで判別できるアプリCat Pain Detector(以下、CPD)の開発に成功しました。 CPDは、猫の顔の写真を撮影するか、過去に撮影した写真から選択してアップロードすることで、数秒以内に「痛みの表情」があるか否かを判別します。このアプリには、動物のいたみ研究会公式ホームページやFacebookだけでなく、株式会社Carelogyのホームページからもアクセスすることができます。多くの飼い主の皆様に日常的に使ってもらえるように、無料でかつシンプルなサービスになっています。本アプリは、飼い主に猫が痛みを抱えている可能性に気づいてもらい、動物病院に行くきっかけとして活用できます。本アプリは、主に急性痛の検出を目的に開発されていますが、今後は慢性痛の検出を可能とする機能も搭載していく予定です。(動物のいたみ研究会プレスリリースより) 業界NEWS & TOPICS69
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