つくにはブックス No.3
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■電子出版■紙の市場16,3055,01311,2922022年(億円)20000150001000050000●業界動向人気作品の映像化が影響し、漫画分野は2022年も好調でした。特に電子コミック市場の拡大は目を見張るものがあります。また、期間限定での人気コミックの無料公開もさかんに行われており、話題作りや読者層の拡大に貢献しています。●主な企業講談社、集英社、白泉社、KADOKAWA、芳文社、少年画報社●業界動向2022年の電子書籍の売り上げは446億円(−0.7%)となり、ここ数年の成長傾向はいったん足踏みしたものの、引き続き今後の市場動向はWebとの連携が大きなカギを握っていると予測されます。一方、電子版雑誌の売り上げは年々減少が続いています。●主な企業小学館、新潮社、ダイヤモンド社、マガジンハウス、高橋書店、宝島社業界規模最新動向紙の出版市場と電子出版市場合計16,1683,93116,7424,66212,23712,08020202021<出版市場合計売上>6,497億円<書籍(紙)> 4,795億円<雑誌(紙)> <電子コミック売上額> 4,479億円446億円<電子書籍売上額> 88億円<電子雑誌>          (2023年1月 公益社団法人全国出版協会発表)2022年の紙の出版物(書籍・雑誌)の推定販売金額は1兆1292億円(前年比-6.5%)と減少が続く一方、電子出版市場は5013億円(+7.5%)と好調が続き、出版市場全体における市場占有率は30.7%となりました。中でも電子コミックは4479億円(+8.9%)となり、電子出版市場の89.3%を占めています。18業界の“今”を探ってみよう!●ゲーム・出版業界は、モバイル端末で楽しめるものが依然好調。●アニメ・映画業界はコロナ禍による落ち込みから大きく回復。電子コミックの好調続き、電子出版は市場全体の3割に漫画分野の将来は?書籍分野の将来は?出版業界

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