つくにはブックス No.3
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 邦画では興行収入100億円を突破した作品が3本出ており、これは史上初となります。該当作となる3タイトルは全てアニメであり、これらに続いて「名探偵コナン」も100億円まであとわずかと、アニメ映画の強さが目立ちます。一方の洋画では、この年話題となった「トップガン マーヴェリック」が約135億円を記録しました。国内における洋画人気はある時期から落ち込んでいましたが、このヒットぶりはそこからの回復の兆しともとれます。■2022年 邦画興行収入ベスト10 日本映画製作者連盟の発表による2022年の映画概況は、入場者数が前年比132.4%の1億5200万人、興行収入は131.6%の2131億1100万円となり、前年より大幅に増加しました。ここでコロナ禍以前の5年間の興業収入平均値と比べると、2020年は67%、2021年は71%、2022年は93%となり、客足がコロナ禍前の水準に戻りつつあるとうかがえます。 最近の傾向として、映画館で映画を観ることがより特別感のあるレジャーとして楽しまれるようになり、より没入感を楽しめる4D、IMAX、DOLBY ATMOSなどが人気となっています。■全国映画概況   区分 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年スクリーン数(館) 3,634公開本数(本) 1,143入場者数(千人) 169,210 194,910 106,137 114,818 152,005興行収入(百万円) 222,511 261,180 143,285 161,893 213,111(社)日本映画製作者連盟の調査より3,648 959 順位公開月 1 8月 ONE PIECE FILM RED 2 21/12月 劇場版 呪術廻戦 0 3 11月 すずめの戸締まり 4月 名探偵コナン ハロウィンの花嫁 4 5 7月 キングダム2 遥かなる大地へ 6 5月 シン・ウルトラマン 7 21/12月 99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE 8 3月 余命10年 8 9月 沈黙のパレード 10 1月 コンフィデンスマンJP 英雄編 *2023年1月時点興行収入(単位:億円)作品名197.0* 東映138.0 東宝131.5* 東宝(社)日本映画製作者連盟の調査より配給会社97.8 東宝51.6 東宝/SPE44.4 東宝30.1 松竹30.0 WB30.0 東宝28.9 東宝お役立ちDATA圧倒的人気のアニメタイトル洋画でも大ヒット作が登場初任給例活躍の場関連資格●映像音響処理技術者資格認定 ●舞台・テレビジョン照明技術者技能認定●IBF国際メイクアップアーティスト認定試験●マルチメディア検定 ●文章読解・作成能力検定 etc.23万円〜□映画配給会社 □映像制作会社 □特殊効果プロダクション□芸能事務所 □声優プロダクション3,561 1,192 3,583 1,278 3,616 1,017 46映画を作る人たち前年からの大幅成長続くコロナ禍以前の状態までほぼ回復か映画を作る人たち4DやIMAXなどでの上映が人気に

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