つくにはブックス No.5
64/124

業界就職最前線業界就職最前線64業界就職最前線どちらともいえない(37.5%)変化を感じない(62.5%)面接・説明会等でオンライン対応多数一部で収束ムードも、油断は禁物学校に聞いてみました新型コロナウイルス感染症の影響で、業界の就職動向に変化を感じますか?  新型コロナウイルス感染症が国内にまん延して以来、足かけ4年となります。業界就職最前線では今年度も各校に、ここ数年のコロナ禍にあって業界の就職動向に影響はあったか、また、就職指導ではどんな取り組みをしたかについて、それぞれ質問しました。 まず、現在の業界の就職動向に変化はあったかという設問については、「変化はない」が過半数、残りは「どちらともいえない」という結果となりました。昨年度のアンケート調査でも「変化はあった」という回答は少数でしたが、今回は、前年度からの変化を感じた学校はなしという結果になりました。コロナ禍以前から各業界、特に保育・福祉業界では、人手不足から新卒の人材が常に求められており、加えて、コロナ禍以降における就職活動周りの大きな変化である、面接や企業説明会などのオンライン化が多くの企業・学校で行われるようになったためと推測されます。実際、コロナ禍での就職指導ではどんな取り組みをしたか、という設問に対しては、回答した学校のほとんどが、オンラインでの面接や就職指導を行ったことについて触れています。 令和5年6月の時点では、政府による新型コロナウイルス感染症の「5類」への移行、それに伴う各種の緩和規制によって、一部では収束ムードもありますが、感染者数が再び増加している傾向もあり、予断は決して許されない状況と思われます。コロナ禍での就職指導ではどんな取り組みをされましたか?・学校ではネット環境を整え、学生のweb面接や説明会の際に使用している。新型コロナの影響で移動制限があった時には、遠方の学生に対してもリモートでの就職指導を行った。(仙台保健福祉専門学校)・オンライン面接等の指導など。(静岡産業技術専門学校)・特に変わった取り組みはしていない。少人数対応で行った。(関西保育福祉専門学校)・施設見学なども制限がかかっていることが多く、面接もWebでという場所もあり、使用方法や対応について指導した。(専門学校 健祥会学園)・オンラインの面接指導(専門学校麻生リハビリテーション大学校)・Zoomを活用した就職説明会を実施し、企業と学生がつながる機会を確保した。(浦添看護学校)・オンライン説明会を実施。(琉球リハビリテーション学院)Q1保育・福祉・医療・健康業界コロナ禍で就職に変化は?

元のページ  ../index.html#64

このブックを見る