22最新海外動向アメリカの自然派食品スーパーでは、ヤシの芽や青バナナ、キャッサバなどを使った植物性パスタが、自然派食品としてトレンドになっています。リングイネパスタの代用品として注目される「Hearts of Palm Linguine」、スパゲッティ・スクウォッシュ(そうめんかぼちゃ、金糸瓜)を麺状にほぐして乾燥させた「Organic Spaghetti Squash Pasta」などが人気です。どちらもグルテンフリーかつ低カロリー、炭水化物量も少なくなっているのが特長で、パスタの代用として食べることができます。 (参考:食品開発ラボ)(参考:食品開発ラボ)ここでは、食・栄養系業界の、海外における最新ニュースや動向、流行、活用・応用技術についてわかりやすく紹介します。グルテンフリー 農産物を使った代替パスタ天然甘味料 注目のデーツデーツとは「なつめやしの実」のことで、中近東やアメリカで多く生産され、現地では日常的に食されています。このデーツが、近年は天然の甘味料としても注目を集めています。カナダでは、砂糖の代わりにデーツを使用したオーガニックケチャップとBBQソースが販売されています。アメリカではデーツのシロップやグラニュー糖など、デーツの天然の甘みを活用した商品が多数揃っています。シロップはパンケーキやトースト、コーヒー、ヨーグルト、サラダドレッシングの材料などさまざまな使い方で重宝されています。国内では有名な「お好みソース」に40年前から導入。 (参考:食品開発ラボ)ペットと飼い主が一緒に食事 ペットフードも味と健康重視食品への健康志向はペットフードにまで伸びています。アメリカのOsso Good社は、チキンの骨からとったスープ、にんじん、さつまいも、セロリ、ちんげん菜、アップルサイダービネガーといったオーガニックの食材を原料にした犬猫用のチキン・ボーンブロスを展開しています。同社は「ペットと飼い主が一緒に食事を楽しめる」というコンセプトで人間用のボーンブロスも展開しており、話題となっています。 食・栄養系業界の、食・栄養系業界の、最新海外動向最新海外動向
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