教育・福祉系統

デジタルパンフレット

カリキュラムや取得可能な資格はここからチェック!

人間の成長を助け、人間らしく生きるしくみを探る

教育学は、教育を科学的に研究する学問です。教育の本質や目的、人間形成とのかかわりについて追及し、教育問題の解決を目指します。同じ教育系分野でも教員養成系では、小・中学校の教員養成を主たる目的としており、教員免許の取得が卒業要件となっている場合も多いです。ほかには、幼い子供の教育方法を学ぶ「保育・児童学」などもあります。福祉学は、人間らしく生きていくための社会のしくみを考える学問です。地域、年齢、心身の状態が異なる被介護者に、どうすれば安定した支援をおこなえるかが最重要テーマです。

教育学/教員養成系学科

教育学・教員養成系

教育学系では、現実に生じている教育問題を解決するために具体的な実践法を編み出し、それを時代の変化に適応させていくにはどうすればよいのかを研究します。現代の複雑な教育問題を解決していくためには、あらゆる角度からの立体的な考察が求められます。人間発達学や社会心理学も教育学の分野に含まれます。教員養成系では、教員を養成し、教育学を含むさまざまな学問を教育現場へ応用することが目的です。小学校教員養成課程、中学校教員養成課程、特別支援教諭養成課程などがあります。

教育学

教育理念、教師の使命を学び、成長期の「教育」を考える学問です。

保育・児童学

子どもの身体と心の成長、コミュニケーション、性格の変化や発達を研究します。

福祉学系学科

福祉学系学科

社会福祉とは、社会的な手助けを必要としているやその家族の生活を支援していく行為です。社会福祉学では、いかに個人の尊厳を守りながら援助を展開していくかなど、社会環境や制度を多面的に研究していきます。また現代社会では、福祉が果たす役割は増大しており、社会福祉学は、物質的・精神的援助を行う「総合サービスとしての福祉のあり方」考えていく学問ともいえます。保健・医療と福祉の連携を考える保健・医療福祉や、地域社会を考える地域福祉なども研究対象です。

福祉学

社会的弱者から少数者まで、あらゆる人々の安心できる暮らしを考える学問です。

教育・福祉系統の特性

教育制度改革により、教員の業務については大きな変化の途上にあります。小学校についてはプログラミングと英語が必修化されました。また2023年には教員免許更新制度の廃止が検討されています。保育士については、待機児童問題や、共働きの増加により、人手不足が続いています。昨今より推進されている幼保一元化、幼稚園教諭免許状と保育士資格をどちらも取得しておくのも一つの方法かもしれません。ちなみに保育施設は厚生労働省、幼稚園は文部科学省、幼保一元化における認定こども園は内閣府の所管となります。国家試験に合格して資格を得る社会福祉士は、高齢者の福祉施設をはじめ、児童福祉施設や医療機関などで需要が高まっています。また、社会福祉主事は、都道府県や市町村の福祉事務所で働くための公的な任用資格(その職について初めて効力を発揮する資格)です。

教育・福祉系統の就職先例

教育学

幼稚園・学校教諭、社会福祉施設、教育産業、学校心理士、音楽療法士

保育・児童学

保育士、マスコミ(児童書・教科書出版)、児童福祉士

福祉学

社会福祉主事(任用資格)、介護福祉士、精神保健福祉士

page-top

  1. ガイダンスホームワーク
  2. 大学・短期大学 系統理解動画
  3. 教育・福祉系統