スポーツ・健康

スポーツ・健康のしごととは?

スポーツ・健康系の職種は幅広く、コロナによる日常生活の変化もあり、人々の健康志向、スポーツに対する関心は高まっています。
プロスポーツ選手はもちろん、スポーツをする人を支えるスポーツインストラクターやスポーツトレーナー、スポーツイベントの企画運営やスポーツ用品の開発などのスポーツビジネススタッフ、中学校や高校で保健体育の授業を通し、生徒に運動の楽しさを伝える体育教員などの職種があります。
大学や専門学校の学科は、体育学科のほか、柔道整復スポーツ学科、スポーツインストラクター科、スポーツマネジメント科などの学科も増え、スポーツ・健康に関するさまざまな進路に対応しています。

スポーツインストラクター・トレーナー

スポーツインストラクター

スポーツインストラクターは、スポーツをする人に技術指導や知識面の指導を行うとともに、年齢や体力などに応じた運動メニューを作成します。
民間のスポーツクラブ、スイミングスクール、テニスクラブなどで指導するスポーツインストラクターが多いです。また、公共スポーツ施設でスポーツ教室を担当したり、総合型地域スポーツクラブで指導したり、レジャースポーツや介護予防のためのスポーツを指導する人もいます。
スポーツ系の大学や短期大学、専門学校に入学すると、ほとんどの学校でスポーツインストラクターに関する知識や技術を学ぶことができます。

スポーツインストラクターになるために必要な資格は特にありませんが、日本スポーツ協会の「公認スポーツ指導者」資格を取得していた方が有利です。同協会が承認している学校であれば、「公認スポーツ指導者」資格を取るために必要な講習や試験の一部が免除されます。

スポーツトレーナー

スポーツトレーナーは、スポーツ選手が試合などで最高の結果を出せるように手助けをする職業です。選手の体調を把握し、栄養やコンディションの管理のほか、けがの予防、応急手当なども行います。
近年は効率よく選手のけがを回復させるなど、身体のケアにも注目が集まっていることから、柔道整復師やはり師・きゅう師、あん摩マッサージ指圧師、理学療法士などの医療系国家資格を取得しているスポーツトレーナーも多いです。それらの医療系国家資格を取得するには、それぞれの養成施設を卒業し、国家試験に合格することが必要です。

スポーツプレーヤー

スポーツプレーヤーは、スポーツ競技のプロフェッショナルとして高度なプレーで観客を楽しませ、対価を得る職業です。結果が求められる厳しい側面もありますが、活躍すれば大きな収入を得ることも可能です。
プロリーグがある野球・サッカー・バスケットボールや、相撲・テニス・ゴルフ・ボクシング・ボウリング・競馬・競輪・競艇・スケート・スケートボードなどの競技にプロスポーツ選手がいます。

プロスポーツ選手になるための決まったルートはありませんが、大きな大会で結果を残しスカウトを待つほか、専門学校などで技術を磨きプロを目指す人も増えています。また、競馬の騎手などのように特定の養成訓練を受けた後、試験に合格する必要がある競技もあります。

スポーツビジネス

スポーツビジネススタッフは、多彩な内容の仕事があります。

スポーツ用品・サービス関係
メーカーに勤務して商品開発、ショップ店員として学校やクラブなどの団体客・一般客への販売、スポーツ栄養食品の開発・販売などの仕事を行います。商品開発では、パフォーマンス向上や安全性向上につながる新商品を開発し、営業・販売では、スポーツ経験を活かし、相手の好みや技術レベルに合わせ、最適な商品を提供します。
スポーツイベント企画・運営
スポーツ普及のイベントや、アマチュアやプロの大会の企画・運営を行います。自治体や各種スポーツ団体、民間企業の主催者のほか、運営を引き受ける広告代理店など、勤務先はさまざまです。
メディア
選手を取材し、活躍する現場の情報を伝えます。カメラマン、記者、アナウンサーなどの職種があり、企業に所属するかフリーの立場でテレビやラジオ、新聞、雑誌、Webメディアを通して活躍します。
選手マネジメント
おもにプロ選手などのスケジュール管理や調整、メディア出演の受付・管理などを行います。
エージェント
選手に代わり、チームやスポンサーとの契約や移籍など法的な専門知識が必要な交渉を行います。日本のプロ野球では、弁護士資格が必要です。
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