美大合格者体験談

美大合格者体験談_2021年度卒業

2022年3月、神奈川県横浜市にある橘学苑高等学校から、合格者体験レポートが届きました。この春卒業される3名の生徒さんに、「あとに続く後輩たちの糧になってくれればいいな」という思いで、高校生活の体験記を綴っていただきました。本来ならば直接うかがってインタビュー形式で実施したかったのですが、コロナ禍であり、1・2年生の行事も立て込んでいるということでしたので、設問にご回答いただく形をとりました。

橘学苑高等学校
五十嵐 智さん
進学先:多摩美術大学 美術学部 絵画学科版画専攻

五十嵐 智さん01

─高校3年間振り返ってみて、どのような高校生活を過ごしていましたか?

放課後は自主制作に取り組み、予備校ではデッサンの実力向上に努めました。

─この学校に進学を決めた理由を教えて下さい。

ネームバリューや尊敬する先輩が進学していたので。

─入試対策としてどのようなことを取り組みましたか?苦労したことや時間がかかったことがあれば教えてください。

推薦入試だったので自主制作には苦労しました。

─入学後にチャレンジしたいことは何かありますか?

版画の技法はどれも未熟なものが多いのでそれらに取り組んでいきたいです。

─将来の目標・ビジョンはありますか?

最終的にはフリーランスの作家を目指していますが、企業への就職の両方を考えています。

─来年受験をする高校生へ向けてアドバイス・メッセージをお願いします。

自分の経験や努力を信じて受験に取り組んでいってください。


橘学苑高等学校
白石 水遼さん
進学先:多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科

白石 水遼さん

─高校3年間振り返ってみて、どのような高校生活を過ごしていましたか?

友達や先生方に助けられて何とか目標を達成することができました。仲間と先生に恵まれました。

─この学校に進学を決めた理由を教えて下さい。

公立が落ちたから

─入試対策としてどのようなことを取り組みましたか?苦労したことや時間がかかったことがあれば教えてください。

学校の課題と予備校との両立。大学側が求めている物は何か?どんな作品が高得点なのか?などと徹底的に自分の受ける学部をリサーチする。

─入学後にチャレンジしたいことは何かありますか?

自分と話の会う新しい仲間に出会いたい。

─将来の目標・ビジョンはありますか?

アーティスト

─来年受験をする高校生へ向けてアドバイス・メッセージをお願いします。

本番は後悔しないような作品作りを心掛けてください。


橘学苑高等学校
荻野 涼さん
進学先:多摩美術大学 美術学部 環境デザイン学科

荻野 涼さん

─高校3年間振り返ってみて、どのような高校生活を過ごしていましたか?

誰よりも楽しんだ自信があるぐらい充実した3年間でした。校外学習で1年生の時から美大の卒展や美術館に行き、常に先のことを見据えることができたと思います。また、共同制作が多く、その中で何度かリーダーや副リーダーを経験し、やり切ることの大切さや強い精神力を学ぶことができました。友達に恵まれ、勉強や課題提出でも手を抜くことなく、全てを楽しみながらこなすことができたと思います。

─この学校に進学を決めた理由を教えて下さい。

最も惹かれたのは、建築と空間デザインの両方学べる点です。将来の夢はテレビの演出の仕事なので、光や空間について学びたいと思いました。それとは別に人生の最終目標は、これまで培ってきた知識を活かして、自分の家を自分で建てることです。そのため、建築士の資格を取得できることも魅力的でした。また、他校と比べ卒業制作では模型といった型にハマらず、インスタレーションや家具があり、最終地点の幅の広さに驚いたからです。

─入試対策としてどのようなことを取り組みましたか?苦労したことや時間がかかったことがあれば教えてください。

実は推薦入試でも受けていて、その時は不合格でした。そのため、落ち込んでる暇など無くて、2ヶ月で一般入試に向けて立て直すところが1番きつかったです。同じ学科を目指している子があまりいなくて、受験生の中で自分が今どのレベルなのか分からないまま進めなくてはいけなかったのでメンタル維持が大変でした。

─入学後にチャレンジしたいことは何かありますか?

学校外でのグループ展やコンクールに挑戦したいです。高校では学校の課題や勉強で精一杯となってしまったので、作品をただ作って終わりではなく、人脈や活動の幅を広げていきたいです。

─将来の目標・ビジョンはありますか?

将来の夢は、テレビの演出の仕事をしたいと思っています。きっかけは中学生の時、日本テレビのある番組を見たことです。アナウンサーとゲストを囲む光の空間が衝撃的で、私もこのようなまとまりのある光の演出をしたいと思いました。課題を通して、人の笑顔にする空間づくりしたいです。

─来年受験をする高校生へ向けてアドバイス・メッセージをお願いします。

1年生の時から勉強はしておいた方が損はないです。それだけで受験期がすごく楽になるので、まず授業を楽しんで受けて見て欲しいです。学校の課題や勉強すらも楽しめる人が1番最強だと思います。

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