健康的に運動するための知識や一般的なスポーツの指導を行います。
小・中・高などで体育の先生として生徒たちに親しまれるこの職業は、ただスポーツの実技を指導するだけではなく、心身の健康を目的とした幅広い知識が要求されます。例えば、体のしくみについて正しい指導を行ったり、ケガなどのアクシデントにあった時、的確な応急処置法を行えるよう指導するなど、スポーツ・体育の周辺にある知識も兼ね備える必要があるでしょう。また、体育教師は部活動の顧問として、学校の運動部をけん引する役割も担うことが多くなります。その場合、体育の授業とはちがった監督的センスも要求されるので、普段からスポーツに関する情報を持ち指導に備える心構えが重要になってくるでしょう。
体育教師につくには、大学・短大などで小学校教諭、中学校教諭、高等学校教諭のいずれかの免許状を取得し、教員採用試験に合格して晴れて教師となるのが一般的です。特に中学校、高等学校では保健体育の教師として専門的に指導する立場に就くことになります。