STEP1.小論文と作文の違いのポイントを押さえよう|小論文必勝サポート

キーワード検索

小論文必勝サポート

STEP1.小論文と作文の違いのポイントを押さえよう

「小論文」は大学や短期大学、分野によっては専門学校の推薦入試やAO入試、また一部の一般入試で出題されている試験課題です。小論文では、これまで書いてきたことがある「作文」とは全く違った書き方を求められます。

これまで小学校や中学校で書いてきた「作文」と、大学・短期大学(・専門学校)の入試で課される「小論文」は何が違うのかと疑問を感じる方が多いと思います。作文は「自己PR文」に近いと言えます。試験官に、「ぜひ面接をしてみたい」と思わせるような内容で書いてください。

一方、小論文は、「説明的文章(=説明文、論説文、論文、レポート)」の仲間です。与えられた課題に対して自分の答(=意見)を述べ、その意見がなぜ正しいのかを客観的な根拠や理由を挙げて論理的に示したものです。「私は~と考える」と答(=意見)を述べ、その理由を「それは~だからだ」と筋道を立てて説明します。
では、小論文と作文の特徴を下の表で確認してみましょう。

小論文 項目 入学試験や入社試験の作文
説明的文章の仲間 文の分類 自己PR文に近いと考えてよい
論理的で、客観性を備える 文章の特徴 感覚的、情緒的で意欲を訴える
使えない(文章の評価を下げる) 表現技巧 効果的であれば使っても可
根拠や理由を示し、主張や意見を書く 書く内容 自分自身の体験や感想を書く
常体「だ・である」調に統一 文体 常体「だ・である」調か、敬体「です・ます」調のどちらかに文体統一
序論・本論・結論 段落の機能 内容のまとまりを明確にする

この表から小論文と作文では書く内容や書き方のルールに違いがあることが分かりましたね。では、大学・短期大学(・専門学校)は小論文から受験生のどのようなことを知ろうとしているかを考えてみましょう。それこそが、評価の高い小論文を書くポイントとなります。ここでは、重要視される3つのポイントを説明しましょう。

小論文で重要視される3つのポイント

  • (1)自ら研究テーマを見つけ、それを調査・分析し自分で考えているか
  • (2)論理的に考え、表現できているか
  • (3)自分が行きたい学部・学科の学問についてよく考えているか

【1】自ら研究テーマを見つけ、それを調査・分析し自分で考えているか

大学・短期大学(・専門学校)とは、教えてもらう受動的な勉強だけではなく、自分でテーマを見つけ、それを研究していくところなのです。そのためには、教科書に書いてあるような事柄でも、「本当にそうか?」と疑問をもち、自分から進んで「これはなぜ起こるのだろうか?」、「この問題の背景にあるのは何であろうか?」、「どうすればこの問題を解決できるのだろうか?」というように、学問のテーマを見つけなければいけません。大学・短期大学(・専門学校)は、まさにこのような自ら学問のテーマを見つけることが出来る学生を発掘するために小論文を課すのです。

たとえば、「駅のホームから線路を見下ろすと、さまざまなごみが落ちています。このような状況についてあなたの考えを述べなさい」という課題が出されたらどう対応すればよいでしょうか。マナーやモラルの低下を批判するだけでは、評価の高い小論文とは言えません。なぜなら、自ら調査や分析を行っていないからです。では、どのように対応すればよいのでしょうか。

まず、自宅やその周辺など身近なところを取り上げ、そこから視野を広げていきます。ここでは、「線路周辺の清潔さを保つためにはどうしたらよいか」という視点で考えていくことにしましょう。この課題に対して疑問を投げかけていき、それに答え、その答えにまた次の疑問を投げかけてみるのです。

●なぜ駅でごみが捨てられているのか
→他の公共の場より駅でごみが捨てられている場面を多く見かける
→駅で捨ててしまう心理とは何か?
●なぜごみ箱ではなく、線路上に捨ててしまうのか
●清掃員を増やしたらどうか
●ホームドアがある駅とない駅では違いがあるのか
→ホームドアの有無が関連しているかもしれない
●ホームにリサイクル用の回収BOX を置くのはどうか
→ごみ箱ではなく、リサイクルBOX がある場合の効果は?
→スーパーマーケットなどでの回収状況から効果を立証できるかもしれない

そして、「線路周辺の清潔さを保つためには○○するのがよい」と結論を出します。
考えを述べるときには、主観的にならず客観的な根拠を示して説得力のある文章を作りましょう。本に書いてあること、マスコミが言っていること、周りから聞いたことなどを当たり前のこととして飲み込んでしまわず、少しでも疑問に思ったことを、「本当にそうなのかな?」と考えてみることが、その出発点です。したがって、 周りで言われていることをそのまま書くのではなく、「自分の意見」を「自分の言葉」で述べている 小論文の答案は高く評価されます。

「主観」と「客観」

主観とは「自分ひとりのものの見方」です。たとえば「~が好き」「~が嫌い」といった自分が感じたことや思ったことを述べた文章は、主観的であると言えます。
一方で、客観とは「自分の心や考えをはなれて外にあるもの」です。小論文は客観的な文章であることが求められます。つまり、誰の目から見ても「そうだ」と納得できる内容でなければいけません。そのためには、事実やデータに基づく結果や根拠などを示したうえで、自分の意見を述べる必要があります。読み手を納得させるという意識で小論文を書きましょう。

主観的な文章
児童虐待を見逃してはいけない。なぜなら、子どもがかわいそうだからだ。

客観的な文章
児童虐待を見逃してはいけない。なぜなら、虐待による身体的、精神的な苦痛が子どもの健全な成長を妨げるからだ。

【2】論理的に考え、表現できているか

大学・短期大学(・専門学校)での学問は、前記【1】で説明したとおり、「自分でテーマを見つけ、自分で考える」ことなのです。そうすると、その結果を「他の人を説得できるように発表する」ことも必要となります。多くの場合、それは「論文」という文章表現で行われます。

自分が新たに研究し考えた結果を、読み手に「なるほど」とわかってもらわなければなりません。そのためには、できるだけわかりやすくテーマを説明し、なぜそう考えるのか順を追って論じます。さらに、証拠として具体的な実例やデータを並べて、しっかりと結論を打ち出すことが必要です。つまり論理的に考え、表現することが、学問を行ううえで重要な方法となるわけです。したがって、 読み手にとってわかりやすく、論理的に表現されている答案が高い評価を受けることとなります

【3】自分が行きたい学部・学科の学問についてよく考えているか

看護学部を志望しているのに、それほど医療に興味がないという人がいたとしたら、大学・短期大学(・専門学校)はその人に入学して欲しいと思うでしょうか。やはり、その学部の学問に興味を持ち、自分なりの考えを持っている人に、入学して欲しいと考えるのは当然ですね。したがって、 志望学部・学科の学問への興味や知識を持っていると感じられる答案は高く評価されます。大学・短期大学(・専門学校)もこの要素を見るために学部ごとに特徴ある問題を出題してきます。

小論文の評価基準

小論文の採点基準

そして、小論文は「複数の採点者」が、同じ受験生の答案をそれぞれ採点して、採点者全員の評価を総合して合否を決定します。これは、複数の採点者が採点することにより評価がかたよらないようにするためです。

息抜きに行きたい学校を探してみよう!興味のある分野・エリアを選んでサクっと検索!

  • 大学検索
  • 短大検索
  • 専門学校・その他教育機関検索
気になる学校のパンフレットをもらおう!
60秒でカンタン資料請求!
  • 大学・短大
  • 専門学校

ページトップへ