特色
01
交通の要所「静岡県」で防災・減災を学ぶ
「防災・減災」技術を学ぶには、災害発生メカニズムへの理解と現場視点が必要不可欠です。これを学ぶ上で、鉄道や空港、港湾を完備し、東西を結ぶ交通の要所という最適な地理条件が備わっている静岡県を舞台として、本学特有の実践的な学習をベースに、技術や方法論の創造に寄与できる知識と技術の育成を目指し、地域防災に取り組みます。

02
情報技術を活用した「未来の土木」を学ぶ
従来の土木工学に、ICなど最新の情報技術を活用させながら教育・研究を行い、その活用がなぜ重要なのかを理解していきます。そして、現場見学や自分で取得したデータに触れ解釈していくことで、提案、実現できるようになるための力を養っていきます。

03
リアルを題材に防災・減災を学ぶプロジェクト科目
自ら考えて行動し、フィールドワークを通して学ぶプロジェクト科目。「地球災害」「減災社会デザイン」「静岡防災まちづくり」の防災系3科目と、土木工学の先端技術を未来志向で学ぶ「インフラネットワーク」を1年次から3年次にかけて順次展開。これらの学びを通して科学的な思考力を養いながら、自らが学んだ知識・技術が、実際にどのように応用・活用されているのかをより深く理解していきます。

04
公務員、ゼネコン、研究者など、
学生個々が目指す将来に対応できる教育
土木工学科では、必修科目に公務員試験対策となる内容を盛り込みます。加えて、その対策にとって重要かつ近道となる実験時間も確保し、「現象の本質」を理解していきます。選択科目には研究者が用いる最先端解析ソフトウェアを取り入れるなど、必要な理論を学べるよう、棲み分けをした学びを展開。公務員、ゼネコン、研究職など、学生個々の希望進路に対応した教育を展開していきます。

取得可能な資格
【卒業とともに得られる主な資格】
- 測量士補
【卒業後、実務経験で受験資格を得られる主な資格】
- 2級土木施工管理技士
卒業後の進路
- 建設会社の土木施工管理技士
- 建設コンサルタントの設計技術者
- 鉄道会社、電力会社のエンジニア
- 公務員(技術職)
- 大学院進学
などを目指します。
構想概要
- 設置学科/理工学部土木工学科
- 開設時期/2022年4月1日開設
- 開設場所/静岡県袋井市豊沢2200-2
- 入学定員/50名
土木工学科の学び
建設材料工学
材料の特性を理解し、安心・安全な社会基盤の整備に役立てるコンクリート、鉄鋼、高分子材料などの土木材料を対象に、材料特性を理解したうえで、材料選定、設計、製造、施工、維持管理(点検診断・補修補強など)を学びます。そして材料開発や要素技術開発、システム構築を通じて、安心・安全で長期間供用できる社会基盤の整備に役立てることを目指します。

地盤工学
様々な地盤を有する静岡県で、未来の災害を防ぐ課題解決能力を養う「地盤を知ること」は、建設事業や地盤防災における初歩。地域の地盤の成り立ちや性質を理解し特徴を知ることで、土木構造物の設計や維持・管理への活用、自然災害への対策に役立てていきます。社会の安全をどのように守っているのか、克服すべき未来の課題は何かを学びます。

環境・計画学
安全や環境の視点からまちづくりを考え、都市や交通のデザイン手法を学ぶ人や物の安全且つ円滑な移動を実現する交通計画、環境に配慮しながら人々の生活の質を高める都市・地域計画(スマートシティ)、社会基盤整備の計画から維持管理の効率化を図るインフラマネジメント。これらにICTや災害、環境の視点を加え、未来の都市や交通をデザインする手法を学びます。

水工学
「水」との共生を考え、利水、治水、環境の3要素を理解する生活の必須ライフラインとして水を管理する「利水」と、毎年のように起こる河川の氾濫による水害や、大地震による津波から私たちの暮らしを守る「治水」、さらには日常的な生活に豊かな潤いを与えてくれる「環境」の3要素を、自然との共生理念のなかで構築することを学びます。

構造工学
構造物の新たな構造や維持管理のための技術に挑む橋梁やトンネルをはじめ、コンクリートや鋼を使用した構造物に生じる力や変形の評価・設計、カーボンなどの新材料を使用した新構造の開発、既存構造物の長寿命化のための補修や補強などを学ぶ分野です。構造物のモニタリング手法をはじめ、ICTを活用した解析技術等も学びます。
