グローバリゼーションとは？
身近なグローバル化を考えてみよう
毎年楽しみにしているクリスマスやハロウィン。
K-POPカルチャーもメジャーなものになり、音楽だけでなく、インテリアやファッション、美容グッズなどもよく目にします。
食に関していえば、パンは日本の食卓に定番化し、パスタもすっかりおなじみですよね。外食の選択肢としても、和食、中華、韓国、エスニック、イタリアン、フレンチ、韓国、エスニック、アメリカ系ファストフードなど、様々な料理が気軽に食べられる現代の日本。
そんな日本では、全体人口は減少していながら、外国人の人口比率は過去最多に（2023年1月1日総務省人口動態調査）。
実際に日本に住んでいながら、自身が帰国子女であったり、ご両親のどちらかが海外の方であったりなど、海外にアイデンティティを持つ人も増えてきています。
一方、ITが当たり前になり、オンラインの世界でつながれるデジタルネイティブ世代のみなさんにとっては、もはやインターネットはライフラインの一部ともいえる現代。
外国との交流をさらに加速させています。
国内発信・海外発信を問わず情報をフラットに受け取れるようになり、風習や文化、音楽、ファッションも国境を越えて広がり、多様性が尊重されるようになっています。
異なる文化を持つ人同士が、同じ社会で共存することが増えていることも実感できるでしょう。
グローバリゼーションによって変わる価値観
こうした交流が増える中、他者への共感や社会的な責任感が重要視されるようになっています。
人権や平等、社会的な公正に関する意識が高まり、個人や企業が社会に対して積極的な役割を果たすことが期待されているのです。
また、グローバルな労働市場の拡大と、リモートワークの増加により、働き方や労働観に変化が生じています。柔軟性やワークライフバランスが重視されるようになり、終身雇用、働く場所は1カ所に固定され、週5日制といった従来の一般的な働き方は過去のものに。
また、グローバルな視点から地球環境の課題が浮き彫りとなり、環境への配慮やサステナビリティが重要な価値観となっています。
では、価値観が大きく変わりつつあるこの時代に、どのような仕事や職種が注目されるのかを見てみましょう。
グローバリゼーションと情報技術関連
デジタル社会の発展
現代社会では、デジタル技術があらゆる領域に浸透しています。
実際に、コロナ禍でリモート授業を体験した人も多くいることでしょう。
スマートフォン、ウェブサービス、ソーシャルメディアなど、私たちの生活のほとんどがデジタルで結びついています。デジタル技術は今後も進化し、新しいサービスやアプリケーションの創出を期待されています。
この流れを受け、デジタル技術の進歩に伴い、新しい職種が次々と登場しています。
例えば、データサイエンティスト、AIエンジニア、サイバーセキュリティスペシャリストなどがあります。これらの職種はデジタル分野でのスキルが不可欠です。
デジタル技術を駆使できる人材は、地域や国を超えて仕事をする機会が増えています。オンラインプラットフォームを利用して、国際的なプロジェクトに参加したり、クライアントと協力したりすることが可能です。
企業や政府はデジタル技術に対する投資を進めています。これにより、デジタル分野での仕事が増加しており、将来的にも需要が見込まれています。
OCA大阪デザイン＆テクノロジー専門学校
東京電子専門学校
グローバリゼーションと国際ビジネス
多様なキャリア形成のチャンス
国際ビジネスや国際貿易には多岐にわたる職種が存在します。例えば、国際営業担当、輸出入担当、国際マーケティングスペシャリスト、国際物流担当などがあります。
国際貿易には、不測の事態がつきもの。
市場とは全く関係ないところで起きた政変により、市場が大混乱することもあります。
異なる国の需要やトレンドを理解するだけでなく、異なる国々が協力して取り組むべき課題にも関わっています。例えば、環境問題や社会的な課題に対する解決策を見つける仕事も含まれます。
グローバル化するサプライチェーンにおける人権問題など、直接雇用だけでなく輸出入先、元への配慮も欠かすことができません。
世界規模で様々な活動が行われる分野であり、そのため将来的にも需要が高まることが期待されます。異なる文化に興味を持ち、国際的な視点を大切にすることで、この分野でのキャリアを築くことができます。
京都精華大学
専門学校
東京ビジネス外語カレッジ
環境サステナビリティ関連
地球環境へ貢献できる
気候変動や環境汚染などの課題に対処し、地球の未来を守る手助けをする仕事が含まれますが、具体的にどのような仕事があるのでしょう。
再生可能エネルギー推進
風力発電、太陽光発電、地熱エネルギーなど、持続可能なエネルギー源の開発や利用に関わります。これは未来のエネルギー需要に対応する重要な分野です。
環境科学者・エコロジスト
地球の生態系や自然環境を研究し、環境への影響を評価します。この情報をもとに、持続可能な自然管理や保護の提案を行います。
企業のCSR（企業の社会的責任）担当
企業が持続可能なビジネス慣行を実践するための戦略を策定し、実行するCSR担当者が重要な存在です。企業が社会的・環境的な責任を果たすことが求められています。
将来の持続可能な社会を築くためのキーとなる分野。この分野でのキャリアは魅力的な選択肢と言えそうです。
近畿大学
帝京科学大学
