学部・学科・コース
家政学部
学べること
家政学部として培った歴史と伝統を継承するとともに、これからの時代を見据えた3つ学科【ライフスタイル学科、管理栄養学科、こどもの生活学科】。「建学の精神」「社会人基礎力育成」「pisa型学力の向上」をさらに発展させ、社会に貢献できる人材育成をめざします。
学科・コース
ライフスタイル学科
ライフスタイル学科では、「新しいライフスタイルを提案する」ための3つの領域から学びます。ビジネスやサブカルチャーなどの視点から地域活性を考える「ビジネス・地域活性」。ファッション、インテリア、デジタルデザインなどを学べる「空間・情報デザイン」。「食」に関する幅広い知識や技能を身につける「食開発・マネジメント」です。3年次から行う「生活スタジオ」は、3領域での学びを活かし、地域や企業とコラボレーションしながら新しい商品やサービスを提案する体験型授業がこの学科における最大の特徴です。
その生活スタジオは、
3年次に1年間を通して行います。学生たちがそれまでに3つの領域で身につけた知識や技能を発揮して、地域社会や企業とコラボレーションし、新たな企画・提案・情報配信を行う「体験型授業」です。ファッションやインテリアに関する新しいアイディアを提案したり、商品の開発に取り組んだり、地域活性やまちづくりイベントの開催など、さまざまなプロジェクトを実践します。試行錯誤しながら地域社会、企業、ショップなどの課題解決に取り組む中で、失敗や成功、達成感などを学生たちが実感できる「場」です。
ライフスタイル学科でめざせる進路は多岐にわたります。アパレルやファッション業界、インテリア・ハウスメーカー、デザイン会社やIT関連企業、食品・外食産業、観光業、行政、サービス業、一般企業の営業や企画など、「新しい暮らしの提案者」として活躍できる分野は時代とともに広がっています。ライフスタイル学科で新たに取得可能となる資格「商品プランナー」、「商品装飾展示士」なども希望の進路実現を後押します。
また、ライフスタイル学科では、中学校教諭一種免許状(家庭)と高等学校教諭一種免許状(家庭)を取得することができます。長期的な学習計画のもと、教員採用試験に合格できるよう全力でサポートしています。一次試験における筆記試験対策はもちろん、二次試験で行われる小論文対策や被服・調理の実技試験対策、繰り返し行われる面接対策など、様々な形で実施しています。また週に一度、先生と学生で自主的に行われる勉強会や情報交換なども、「合格する」という意識継続のきっかけづくりになっています。
教員採用実績(2015年度~2024年度)
愛知県高等学校教諭(家庭) 9名
愛知県中学校教諭(家庭) 8名
愛知県特別支援学校 3名
岐阜県高等学校教諭(家庭) 2名
東京都中学校教諭(家庭) 1名
東京都特別支援学校 1名
神奈川県高等学校教諭(家庭) 1名
富山県高等学校教諭(家庭) 1名
長野県高等学校教諭(家庭) 1名
浜松市中学校教諭(家庭) 1名
大阪府立特別支援学校 1名
私立高等学校 5名
管理栄養学科
卒業後の進路をサポートする「専門実践実習」。めざす分野で求められる知識や技能を高める実践活動を行います。医療の現場でサポートしたいという人は「疾病治療・重症化予防のための栄養学」について、健康を維持するためのサポートをしたい人は「疾病予防のための栄養学」について、食べることの大切さや楽しさを伝えたい人は「食育・食環境を整える栄養学」について、それぞれ実践的な活動を通して理解を深めます。
医療現場での活躍を想定し、病院や福祉施設などで必要とされる実践的な力を身につけます。臨床検査から評価する方法や経過観察からの軌道修正、栄養補給法の選択など最先端の医療現場が栄養管理に求める力を養います。チーム医療におけるコミュニケーション能力や柔軟な対応力も養成します。
生活習慣病の予防をはじめ、幼少期における栄養補給などによる疾病予防の知識を踏まえた実践活動を行います。親子料理教室や高齢者対象の栄養教室での食事指導や、運動やスポーツを取り入れた健康教室などを開催。栄養学や健康運動学などの知識を活かします。
「食育」をテーマとした栄養教室や地域社会の課題を改善する活動です。栄養教室では、楽しい食事ができる献立などを作成。地域の食文化の課題解決においては創造力や提案力、発信力を活かし、「健康」をキーワードとした新商品開発をめざした活動を行います。
管理栄養士が活躍する分野は広がっており、管理栄養学科では+αの「学び」と「資格」を可能にしました。運動やスポーツ、食物とアレルギー、食品開発、効果的なサプリメント摂取など、現代社会の中で注目度が高まっている分野について、知識と技能を身につけます。また取得可能な資格も増えました。運動プログラムに基づく指導を行う「健康運動実践指導者」や、食品産業などで新商品開発を行う「商品プランナー」など、現場で役立つ資格の取得可能となりました。
「全員合格」をめざし、1年次から管理栄養士国家資格を見据えた徹底した指導を実施しています。4年間のカリキュラムはすべてが国家試験に対応。3年次から始まる模擬試験、管理栄養士特論、特訓クラスなど、多彩なプログラムで学生をサポートします。その成果は毎年高い合格率につながっています。
こどもの生活学科
子どもの学びや成長を12年間(0~12歳)で捉え、幼児・児童教育について長いスパンでとらえて学ぶことができます。卒業と同時に「小学校教諭一種免許状」「幼稚園教諭一種免許状」「保育士資格」が全て取得可能なカリキュラムになっています。実践できるプログラムを多く設け、大学近隣の小学校や幼稚園・保育所で、子育て支援センターなどの協力のもと、学生たちが授業の補助や園児たちとの交流などに取り組む「学泉インターンシップ」「幼保エクスターン」は本学独自のプログラム。長期にわたり子どもたちと関わるこの経験は、教育や保育の現場を理解する機会となります。
教員採用試験・公務員試験に向けて、年次より教員採用試験や公務員試験への意識づけを行い、徹底指導で合格をめざします。採用試験対策合宿や研究室での勉強を通じ、「就活は一人じゃない」をスローガンに集団で試験に向けて取り組みます。
2・3年次の授業「教職保育特論」 で実際の試験に沿った分野対策ができるのは魅力です。4年次にはゼミごとの面接・小論文の個別指導があります。
主な対策プログラム
【1年次】教養試験対策、面接指導
【2・3年次】「教職保育特論」による分野別対策
【4年次】面接、小論文、2次試験実技試験対策など