入試制度について|まるごとわかる短大基礎講座

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入試制度について

受験にあたって決めなければならないのが「どの入試方法で受験するか」です。短期大学の入試にはいくつもバリエーションがありますが、2021年度より新しくなった基本的な3つの入試制度について紹介します。

総合型選抜

総合型選抜(旧AO入試)とは、短期大学が主に学生の考え方や資質などを総合評価するための選考方式です。学校推薦型選抜とは違い、学校長の推薦を必要とせず、複数回行われる面接によって合否が決定します。これまでのAO入試では学力試験を課さないことが多かったのですが、2021年度より、学校推薦型面接同様、「各大学・短期大学が実施する評価方法等」もしくは「大学入学共通テスト」のいずれかが評価されるようになりました。

基本的な選考パターン

※短期大学によって受付の開始時期や手順、選考方法は異なりますので、詳細は各短期大学の募集要項で確認してください。

AO入試

具体的な選考内容については以下の通りです(スケジュールについても説明します)。

総合型選抜の選考内容など

学力検査【知識・指能】
AO入試時代は選考において学力試験はほぼ行われていませんでしたが、学校推薦型選抜と同様に総合型選抜では、以下のどれかひとつ以上の結果内容が必須となります。
●各大学・短期大学が実施する評価方法
(小論文等、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格や検定試験の成績など)
●大学入学共通テスト
必要書類
「調査書」「志願者本人の記載する資料」などを提出します。調査書には、学習成績の状況、出欠記録、部活や委員会などの特別活動の記録、そして指導上参考になる諸事項である、ボランティアや留学、資格取得などの活動が記載され、過ごしてきた高校生活全体が評価の対象となります。さらに「活動報告書」「大学入学志望理由書」「学修計画書」など、志願者本人の記載する資料も活用されます。
スケジュール
従来は出願開始は8月1日からでしたが、2021年度からは9月1日からとなり、受験対策において余裕が生まれました。また、発表は11月1日以降からとなります。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜とは、学校長の推薦に基づき、書類審査+学力評価の他、面接などによって合否を決める入学試験制度です。大きく「指定校推薦」と「公募制推薦」の2種類に分けられます。新しい特徴として、学力評価が必須となり「各大学・短期大学が実施する評価方法等(例:小論文、プレゼンテーション、口頭試問、実技、各教科・科目に係るテスト、資格・検定試験の成績等)」もしくは「大学入学共通テスト」の少なくともいずれかひとつが、その対象となります。出願開始は公立・私立とも11月1日以降、合格発表は12月1日以降となります。

学校推薦型選抜の種類

ここでは旧来の推薦入試に準拠した内容を紹介します。

指定校推薦

短期大学が指定した高校の生徒のみが出願可能で、現役生、専願に限られます。希望者が多い場合は校内選考が実施され、出席状況や成績、課外活動実績、生活態度などで評価されます。狭き門ですが、推薦枠を獲得すれば合格率はかなり高くなります。

公募制推薦(一般)

高等学校に対する短期大学からの指定推薦枠があるわけではなく、短期大学が決めた出願条件を満たしていれば、どの高等学校からも出願できます。比較的募集定員も多く、他の短期大学との併願が認められている場合があります。

公募制推薦(特別)

部活動や資格取得等、高校での各種活動の実績を評価する入試。
●自己推薦
●スポーツ推薦
●有資格者推薦
●文化活動推薦
●特定教科推薦 など

2021年からの選考方法

書類審査+面接(口頭試問)+学力評価が典型ですが、各短期大学によって異なります。

書類審査

重要なのは調査書
特に学習成績の状況が重視されるが志願者本人の記載する資料も活用

学力評価【知識・技能】

従来から主流の「小論文」以外に大学入学共通テストの結果をはじめ幅広い評価方法も

面接【主体性・多様性・協働性】

受け答えの好印象や“自分の言葉で話す”など自分自身をアピール

口頭試問【思考力・判断力・表現力】

最も重視されるのは論理的な思考力
志望する学問への意欲や基礎学力も評価

一般選抜・大学入学共通テスト利用入試

一般選抜としての特徴と傾向

私立短期大学の場合、一般選抜は学内で行われる本学入試のほかに、キャンパス所在地以外の場所で実施する地方入試などもあり、受験生に適した日程・場所で受験ができます。また、短期大学の一般選抜の多くは2教科入試が主流となっていますが、看護・医療系等の一部の学校では3~4教科入試が行われているケースもあり、特に英語は必須となっています。

こうした従来の試験方式、科目等の傾向は一般選抜となってからも変わりませんが、今後は調査書に加え、志願者本人が記載する資料など(エッセイ、面接、ディベート、集団討論、プレゼンテーション、各種大会や顕彰等の記録、総合的な学習の時間の成果等も含む)が積極的に活用されます。これらの内容は、具体的に数字化され一般選抜の筆記試験に加点される場合もあります。このほか大学入学共通テストの積極的な活用や、記述式問題の充実を始めとした思考力、判断力・表現力を測る問題の導入なども進められています。

大学入学共通テスト利用入試について

短期大学の入試では、大学入学共通テストと学校独自の試験で合否を決定するケースと、大学入学共通テストの各校が指定した科目のみの成績で合否を判断するケースが考えられますが、私立短期大学の場合、後者の方が多いと思われます。

大学入学共通テストは、大学入試センター試験からの変更点として、国語で実用文読解型問題の導入と、英語でのリーディング・リスニング問題の増量があります。また設問が全て英語表記になり、リスニング問題に1回読み問題が登場、単語量も4200語から5400語と大幅に増加するといわれています。さらに、数学で設問の正しい読解力が求められる問題や、科目全体で複数回答を選択する問題なども導入されます。こうした状況から、難易度はこれまで以上に高くなるとも見られています。試験対策は、これまで以上に重要となるでしょう。

学校独自の試験について

学校独自試験における英語は、これまで以上に4技能(読む・聞く・書く・話す)の能力が求められるようになります。また大学入学共通テストでは見送られた、民間の英語検定が導入されるケースもあると考えられます。

一般選抜と大学入学共通テスト利用入試のスケジュール

一般選抜と大学入学共通テスト利用入試のスケジュール

進路決定までのスケジュール

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