筆者の最も主張したいことを簡潔にまとめる(要約する)要領を解説

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STEP6.要約の要領をつかもう

【1】要約とは

要約とは、文章において筆者が述べたいこと、つまり要点を簡潔にまとめることです。課題文のある小論文試験の一部として出題されるだけでなく、それ全体が文章を読解するのに有効な手段です。その要約で役立つのがSTEP3の「段落構成」で学んだ、各段落の役割や中心文に関する知識です。

【2】要約の手順

どのような課題文も基本的には以下の手順で要約します。

  • ①まずは文章に目を通し、全体のテーマや段落の構成を把握します。
    <Point>繰り返し登場する単語や表現があれば、キーワードとして印をつけておきましょう。
  • ②段落ごとに、筆者の述べたいことを表した記述や中心文となる箇所を見つけます。これらが文章の要点です。
  • ③文章の要点となる部分のみを抜き出し、具体例や体験談は省きます。
  • ④指示語などに注意しながら抜き出した内容を書き出し、制限字数に合わせて文脈を整えます。
    <Point>自分の考えや感想を交えず、筆者の主張をまとめましょう。

【3】要約の要領をつかもう

以下は、STEP3の「段落構成をマスターしよう」掲載の例文とその要約です。要約は、中心文を基に組み立てられることが分かります。

<例:「若者言葉に関する小論文」>
序論: 若者言葉は、若い世代の会話やインターネットなどで頻繁に使われるが、乱れた言葉として否定的に捉えられることもある。若者言葉特徴から、これらの言葉が否定的に捉えられる原因を考えたい
本論1: まず、若者言葉の特徴として、娯楽のための言葉であることが挙げられる。例えば、「まじ卍」などは言い回しを楽しむために使われる傾向があったが、この点には会話を楽しむ効果が指摘できる。しかし、この効果は仲間内でのみ発揮される。相手や状況を選ばずに使われれば、意思を伝達するうえで違和感を生じやすい
本論2: 意味が広いことも若者言葉の特徴である。例えば、「やばい」は多様な状態や感情を表現するよう変化した言葉であり、話者が言葉を選択する負担が少ない。しかし、このような言葉が多用されれば、詳細で的確な言葉を学び、使う経験は減ることになる。つまり、その使いやすさのために、話者が語彙を増やす機会を奪う可能性があるのである
結論: 相手や状況によって違和感が生じやすいことや、話者が語彙を増やす機会を奪いかねないことは、若者言葉を使うことに伴う問題点である。このような問題点を伴うことが、若者言葉が否定的に捉えられる原因であると考える
<Point>
⇒ テーマ「若者言葉」が「否定的に捉えられる原因」
⇒ 段落構成「序論」「本論」「結論」。3つの意味段落(4つの形式段落)で構成。
⇒ キーワード「特徴」・「娯楽/楽しむ」・「相手や状況」・「意味の広さ」・「語彙」

<例:要約>
(序論)若者言葉の特徴から、これらの言葉が否定的に捉えられる原因を考えたい(本論1)若者言葉には仲間内の会話を楽しむ効果はあるが、相手や状況を選ばずに使われれば、意思を伝達するうえで違和感を生じやすい(本論2)また、意味が広く使いやすいため、話者が語彙を増やす機会を奪う可能性がある(結論)このような問題点を伴うことが、若者言葉が否定的に捉えられる原因である

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