フリースクール

フリースクール

さぽすく!

フリースクール(フリースペース)
学校に行かない子どもたちを受け止める居場所

フリースクールとは?

いじめや将来への不安、先生や友人との人間関係などといった悩みから、毎年多くの生徒たちが学校に通うことができなくなっています。全日制の学校に通わなくても勉強したり、他の子どもたちと交流できるような場所があります。それがフリースクールです(フリースペースと呼ぶ場合もあります)。

フリースクールは、不登校や引きこもりといった状態になったり、病気や障がいのため、全日制の学校に通うことができない子どもたちを受け入れるための場所です。フリースクールに通うこととなった子どもたちは、先生代わりであるスタッフや、他の子どもたちと交流を深めます。また、体験学習などを通して子どもたちの主体性を尊重します

さまざまなタイプがある

フリースクールと一口に言っても、実は学校ごとに運営目的や特徴が異なります。一体どんなフリースクールがあるのか、大まかに分類をしてみました。
さらには、通信制サポート校や高認試験予備校などがフリースクールを兼任しているところもあります。フリースクールを選ぶ時には、そこが何を目的とした場所かを中心に、情報をしっかり調べる必要があります。

フリースクールタイプ一覧(複数のタイプに該当することもあります)

☑ 居場所タイプ
子どもたちの「居場所」となることを目的としたものです。勉強することよりも、まずは読書やレクリエーションなどによって子どもたちが楽しく過ごせることを第一としています。フリースクールとしては一番メジャーなタイプといえます。

塾タイプ
学校と連絡を取り合いながら子どもに適したペースで勉強を教え、彼らの授業の遅れを取り戻し、復学を目的としています。もう一つの主流タイプです。

医療・サポートタイプ
病気や障がいを持つ子どもでも通えるよう、医療機関や各種専門家たちのバックアップを受けられるようにしているものです。

訪問タイプ
長く引きこもったりして外出が困難になっている子どもの家をスタッフが訪れ、話し相手となることで心の力を回復させます。

共同生活タイプ
寮や施設内でスタッフが子どもたちと一緒に生活します。集団生活することの意義を学んでもらうことなどが目的です。

 その他
上記以外にも、社会で必要な能力や知識を身に付けることを目的とするところなど、さまざまなフリースクールがあります。

卒業資格は別に取得する

これまで紹介してきた通信制高校や技能連携校は学校法人によって運営されていますが、フリースクールの経営はNPO法人や個人が行っており、公的に認可された学校ではありません。フリースクールにいる子どもが本来在籍している学校の認可が降りていれば、フリースクールに通っている日数が(在籍している学校の)出席扱いとなります

また、フリースクールを卒業しても高卒資格は得られないので、高卒資格を得るには、フリースクールと合わせて通信制高校などに通うというような工夫が必要となります。

【まとめ】

☑ 生徒の心身の回復が目的
☑ 色々なタイプがある
☑ 通っても高卒資格は得られない

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